イギリスの格差社会と貧困について知る。両手にトカレフ

両手にトカレフ おすすめ本

ブレイディみかこさんの小説「両手にトカレフ」は、イギリスを舞台に、貧困や格差社会でもがきながら生きる少女の物語です。

ブレイディみかこさんの本、とっても興味深くおもしろいので多くの人に読んでほしい!

  • 社会問題に関心がある人
  • 海外に興味がある人
  • ブレイディみかこさんのエッセイのファン

ブレイディみかこさんについて

ブレイディみかこ(Brady Mikako)さんは、日本生まれで成人してからイギリスに移住し、現在イギリス在住です。そんなバックボーンから彼女は日本とイギリスの二つの文化に精通しており、彼女にしか書けない物語を綴っています。

イギリスでは、保育士としてのキャリアを積みながら、現地の教育現場や社会のリアルな一面に触れました。その経験を基に、日本とイギリスの社会問題や教育制度、文化の違いについて執筆活動を始めました。
イギリスでの子育ての様子や教育、リアルなイギリスの現状がわかるみかこさんのエッセイ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 」もものすごくおすすめです!イギリスは階級社会で貧富の差が日本よりもあることから、イギリスの格差や貧困、教育について日本と比べられてとても興味深いです。

みかこさんの文章には、彼女自身の経験と感情が色濃く反映されています。イギリスでの生活や子育て、教育現場での経験を通じて得た洞察は、私にとってもそうであったようにきっと多くの読者にとって新鮮で、同時に共感を呼びます。彼女の視点は既存の社会通念を問い直し、読む者に新たな気づきを与えてくれるのです。

興味のある方は、ぜひ彼女の著作に触れてみてください。

両手にトカレフ:あらすじ

寒い冬の朝、14歳のミアは、短くなった制服のスカートを穿き、図書館の前に立っていた。そこで出合ったのは、カネコフミコの自伝。フミコは「別の世界」を見ることができる稀有な人だったという。本を夢中で読み進めるうち、ミアは同級生の誰よりもフミコが近くに感じられた。一方、学校では自分の重い現実を誰にも話してはいけないと思っていた。けれど、同級生のウィルにラップのリリックを書いてほしいと頼まれたことで、彼女の「世界」は少しずつ変わり始める――。

トカレフってなに?

両手にトカレフって、何を持っているんだろう。物語の途中で知りましたが、軍用の拳銃だそうです。

たった14歳の少女が自分自身と家族を守るために戦う。主人公が本当に拳銃を持って戦うわけではないのですが、そんな場面を想像すると胸がキュッと締め付けられます。

感想

14歳のイギリスの少女と、日本の少女の人生が絡み合いながら進んでいく物語。二人の視点で交互に進んでいくので最初は少し戸惑いましたが、すぐにパターンが理解できて物語に入っていくことができました。

過酷な状況にあり絶望しながらも光を求めて生きる少女達と、「自分の世界は今ここから変えられる」という強いメッセージ。とっても心に響きました。

イギリスは階級や格差が日本と比べられないくらい色こく残っています。その問題は子ども達の貧困に繋がっていて、イギリスで保育士として働いていたブレディみかこさんだからこそ、私たちの知らない、もがきながら生きている子ども達の世界を伝えられたんだと思います。

読み終わった後はすごく切なくて、愛おしくて、この物語に登場する子ども達と、そして同じような状況に置かれているイギリスの子ども達がたくさんの愛情で包まれることを願いながら、本を閉じました。

ブレイディみかこさんを知ったのは先ほども紹介した『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

こちらはイギリスで子育てをする著者のエッセイですが「人生の課題図書」とも言われていてすごくおもしろいのでぜひ読んでほしい一冊です!考えさせられました。。続編も出ています!

created by Rinker
¥1,430 (2026/01/10 17:20:40時点 楽天市場調べ-詳細)


ノンフィクションの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ではかけなかった、でも実際にイギリス社会に存在する少女達の話が今回の『両手にトカレフ』です。

created by Rinker
¥1,650 (2026/01/11 05:04:40時点 楽天市場調べ-詳細)

ブレイディみかこさんの本もっと読みたい!

コメント

タイトルとURLをコピーしました