吉本ばななの「キッチン」を読んで

キッチン 小説

吉本ばななさんのデビュー作「キッチン」。1998年に刊行されたこの短編集はいまだに多くの人に愛されている一冊です。

「キッチン」は主人公が喪失と再生を経験する中で、人生の意味や人間関係の温かさを見つけ出していく姿を描いています。

吉本ばななさんの作品を読むのは初めてでした。書店に並ぶこの一冊に惹かれて読みました。あらすじ含めて紹介していきます!

吉本ばななについて

吉本ばななさんは、多くの世代から支持される作家の一人です。あまりにも有名ですが機会がなく、今まで彼女の作品は読んだことがなかったです。
彼女の作品は、日常生活の中に潜む心の痛みや喪失感、そして再生のプロセスを描くことで知られています。ハンドルネームの「ばなな」は、ユーモラスで親しみやすい響きを持っていて、彼女の作品の持つ柔らかさや独特の感性を感じます。

キッチンあらすじ

わたしがこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う

「キッチン」は、主人公である桜井みかげの視点で語られる物語です。みかげは、祖母を亡くしたことで一人ぼっちになります。
彼女にとってキッチンは、唯一心が安らぐ場所であり、ここで料理をすることで、自分の存在を確認するようになります。

祖母の死後、みかげは祖母の行きつけの花屋の知り合いだった青年と彼の母親が住んでいる家に引き取られます。彼らとの共同生活を通じて、みかげは再び人とのつながりを感じることができるようになっていきます。

キッチンを読んで感じたこと

いつかは訪れる大切な人との別れ、深い悲しみや孤独は、誰しもが経験する人生の一部です。その悲しみを乗り越えるプロセスが人とのつながりを通して丁寧に描かれています。

吉本ばななさんの文章はシンプルでやわらかく、あたたかい。

心にぽっかりと空いた穴に寄り添ってくれる、そんな一冊です。

きっといつかまた「キッチン」に出てくる登場人物たちに会いたくなる瞬間が訪れると思います。いつかその日まで、大事にとっておきたい一冊です。

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